花帰葬
         
08.4.26      
 present for you〜白梟編〜

いつもと変わらない平穏な今日。
しかし、ある者達にとっては特別な日━━━

玄冬は彩の城を歩いていた。あちらこちらを見回しながら。
その行く手を阻む白い影。

「お待ちなさい…玄冬よ」
「…あ」
玄冬の眼前に現れたのは白梟。
「………」
「………」
2人は見合ったままその場に立ち尽くす。

「…こほん」
先に凍りついた時を壊したのは白梟だった。
「あなたに…受け取って頂きたい物があります」

そして白梟は玄冬の死角からヒョイと何かを取り出した。
「あ…それは………」
「今のあなたに…これは不要なモノですか…?」
「あ、いや…それを探していた」
白梟が差し出したもの。その手の先には両手両足を縛られ、猿轡を噛まされた黒鷹がいた。
その黒鷹を白梟は片手でヒョイと持っているのだ。

「丁度こいつを探していた。食事の支度をしていたら逃げ出してな。今日こそこいつに緑の食事をとってもらう」
「もごもごもご…」
「気に入って貰えて何よりです」
白梟は確かに黒鷹を玄冬に渡すと背中を向けて歩き出す。
玄冬は黒鷹をズリズリと引き摺って満足げに歩き出す。白梟とは反対側へ。


「全く…素直じゃないんだから」
白梟の行く手に突如現れたのは花白。
「み…見ていたのですか…?」
珍しく白梟の顔が崩れる。
「玄冬の誕生日だからでしょ?あなたが玄冬のためにバカトリ差し出したのは…」
「だ…だったらどうだと言うのです?」
「別に?悪くはないんじゃない?」
花白はそう言うと意地悪そうな笑みを浮かべてその場を立ち去った。




K家妹
妄想日時:’08.4.25
妄想場所:自室

素直じゃない白梟が好きなK家妹らしい作品と言うことで一つ(笑)
どこかで聞いたような台詞も混ざってましたが…皆さん気付きましたか!?