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花帰葬 |
| 08.4.26 |
| present for you〜未来救世主編〜 |
いつもと変わらない平穏な今日。 しかし、ある者達にとっては特別な日━━━ 「ネェ熊サン。俺と勝負しようぜ♪」 「………は?」 「いーじゃん、いーじゃん。勝負って言ってもただの遊びだから」 「だから何故俺がそんなことをしなければならない…」 「熊サン今日誕生日なんでショ?だからプレゼントあげようと思ったんだけどさ、ただあげるだけじゃツマンナイし♪」 「…お前な…」 確実に自分をダシに暇つぶしをしようとしている未来救世主の魂胆は、流石の玄冬にも読み取れた。 「にらめっこ…しようぜ♪」 「なに?」 「熊サンが笑ったり変な顔すんの想像出来ないし。それが見られるなんてオモシロそうじゃん?」 「………一度きりだぞ」 「やりぃ」 確実に面白がっている。そう思いながらも玄冬は承知した。 玄冬自身にらめっこは苦手だ。 しかし一度やってやれば気が済んで解放してくれるだろうと踏んだのだ。 「じゃあ…行くぜ?せーのっ!!」 「………」 「………」 未来救世主はこれでもか!と変な顔をする。 これでは美形も台無しだ。 一方玄冬は無表情のまま。未来救世主の変な顔を見ても笑う訳でもなく、自分自身変な顔をするわけでもなく。 「………」 「………」 開始してからどれ程の時間が経っただろうか。2人にとってはとても長い時間に思える。 玄冬は真っ直ぐ未来救世主の目を見つめている。 (やりにくいなァ…表情一つ変えないんだもんなぁ…。てか、そんなにオレの顔を見るなよ…) 「………」 「………」 (熊サンの顔、マジメに見たコトなかったけど、結構整った顔してんだな。キレイな瞳しちゃってさ) 「………」 「………」 (ちょっと…なんでオレ…ドキドキしてんの?ヤバくね?しっかりしろ、オレ!) 「………」 「……はぁ。もーいーよ。オレの負けで」 未来救世主は降参のポーズ。 「熊サン表情一つ変えないんだもん。面白くない」 「そうか?俺はなかなか面白かったぞ。意外な顔を見れて」 そういうと玄冬は優しく微笑んだ。 その顔にまた一瞬ドキッとする救世主。 「だから熊サン嫌いなんだよ…」 「それで…」 「え?」 「何をくれるんだ?何かくれるんだろう?」 「あぁ…アレね。実は何も用意してないんだ」 しれっと言い放つ。 「オレが負ける想定なんてしてなかったし。ただの口実だし」 やっぱりな…と玄冬は思った。別に玄冬自身期待していたわけでもない。 「じゃあ、何か一つ熊サンの言うこと聞いてやるよ」 その言葉に玄冬は驚いた。 「本当か?」 「本意じゃないけどサ。勝ったのに何もないってのはツマンナイでしょ?」 「それなら…」 玄冬は遠慮なくその好意を受け取ることにした。 「………」 「さぁ遠慮せずに食え」 未来救世主の目の前には大量の緑の野菜料理。 勿論隣に黒鷹が座っている。 「緑嫌いな者達が野菜を食ってくれることが俺にとって一番のプレゼントだからな。安心しろ、ちゃんと美味く作ってある。勿論残すんじゃないぞ」 「しくしくしく…」 「あーもー!だぁから熊サン嫌いなんだよーっ!!!」 未来救世主の心からドキドキした気持ちは完璧に消え去り、代わりに憎しみの気持ちが生まれた。 |
K家妹 妄想日時:’08.4.25 妄想場所:自室 私自身玄冬の変顔は想像出来ないです。 きっと玄冬はこんな調子だからタカや花白からも「キミとにらめっこはしたくない」と 言われたに違いない(笑) ほんのりカプリング風味漂う一作になりました。 |