花帰葬
玄冬×銀朱         
08.1.4          
 或るG氏の憂鬱

「っ!!!!!!………はぁっ、はぁ、はぁっ…」
銀朱は絶頂を迎え、熱いものを放ち、切なげな息を漏らした。
そして「はぁはぁ」と荒く苦しげに呼吸をする。息を正そうとしても、簡単に落ち着いてはくれない。

汗をかいたその髪に触れるとサラサラと指から零れていった。

それがまたはかなげで愛おしくて抱きしめたくなった。
しかし、抱きしめようと両手を伸ばしかけた所でその動きを止められてしまった。

「っの…馬鹿者!!!!!!」
「……あ」
何かを言いかけて銀朱に遮られる。

「普通の人間に…まして怪我人に対してするにはあまりにも…酷過ぎるではないか!!!!!!!一体どれだけ体力があるんだ、貴様はっ!!!!!!!…っく!!!!」

銀朱は腹部に傷を負っていた。軽い傷と言う訳ではない。銀朱にとってはまさに命懸けの闘いの後だった。
幸い応急処置が素早く的確だったため命に別状はないが、叫び声だけ聞けばとても重傷患者には思えない。
お陰で圧倒されてしまって何も言えなくなってしまっていた。

「第一…何故貴様は俺にこんなことをする!!!!!!…玄冬よ!!!!!!!!」

圧倒されて言葉を発せられずにいたが、問われたからには何か喋らなければと思い、玄冬も口を開く。

「取りあえず…すまない」
「謝るくらいなら始めからするな!!馬鹿者!!!!!」
「いや…俺が謝ったのは…その……手加減の話だ」
「…なっ!!!!!!!」

予期していた反応と違う回答が来たことと、それによって自分が玄冬にされたことが脳裏を駆け巡り、今度は銀朱が赤面し言葉を失った。

「お前が…俺に言ったから…」
「は?」
「お前が俺に自分に出来る事をやれと言ったから…」

真顔で玄冬は問われた理由を答える。しかし銀朱は意味が解らずにいた。

「それで…何故そうなる!!??」
「だから…こうなったのは…花白を止めることに間に合わなかった俺のせいだから…」
「だから何だ!?」
「減った分の…花白が殺したこの城の人数分人口を増やしてやろうと…」

真剣に話す玄冬。
だが、銀朱には通じない。

「男同士で子どもが出来るか!!馬鹿者〜っ!!!!!!!」
銀朱の渾身の一言が城内にこだました。
そして酸欠と貧血と疲労で気を失った。

その後玄冬が理解したかどうかは…現在の所不明である。





K家妹
妄想日時:’08.1.2
妄想場所:某ファミレス

タイトルがラスボスでした(笑)
サクッと軽く読めません?ファミレスでの会話を聞きながら脳内変換してできた作品。


或るG氏の食卓