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花帰葬 未来救世主×花白 |
| 08.3.9 |
| 恋愛バトル〜開始〜 |
「だったらオレに勝ちなよ、花白」 全てはこの一言で始まった。 「はぁ?」 「だから、オレをどーこーしたいならオレに勝ちなよ。オレは自分に勝ったヤツの言うことなら聞くぜ?」 その言葉は僕をその気にさせるのに充分過ぎる力を持っていた。 でも僕は… 「何でそんな迷惑な性格してるわけ?僕の肩身まで狭くなるじゃん」 大人ぶって、アイツの言ったことを聞き流す素振りを見せた。 だって、ここで「言ったな!?なら勝負だ!」なんて言ったら、それこそアイツの思うツボ。 上手く乗せられたみたいで悔しいじゃない。 なのにアイツは強引に僕の腕を引っ張って… 「勝負開始」 「ちょっ…」 不意を突かれたとは言え油断した。 あろうことかアイツは僕の唇に本気で…本気のキスをした。 「何すんだよ、バカっ!!!!!そっちの趣味でもあるわけ!!!???」 あー…悔しい。 あんなヤツにファーストキス奪われるなんて…。消えろ!あんなヤツの口の感触!!!!! 僕は思いっきり腕で唇をこすった。勢いよくこすったせいで唇がヒリヒリする。 なのに、こんな僕の様子を余裕ぶってニヤニヤしながらアイツは見ていた。 「悪い。もしかしてファーストキスだった?」 「はぁ?」 ホント、嫌なヤツ。 「第一コレのどこが勝負なんだよ!?」 「これからしばらくの間、オレがお前を口説くから」 「ちょ…っ!!!冗談だろ?」 「オレに落ちなかったらお前の勝ち」 「人の話を聞けよ!」 「ん?何?じゃあやめる?いいぜ、それでも。但しオレの勝ちね」 「な…誰もやらないなんて言ってないだろ!?」 しまった…!!!!! アイツの顔が満面の怪しげな笑みに変わっていた。 「お前オレのコト好き?」 「そんな訳ないだろ!!!!!」 「じゃお前にとっても悪い勝負じゃないね」 「わかったよ。乗ってやろうじゃん!」 「そーこなくっちゃ」 「その代わり、僕が勝ったら先ずは僕の前に膝まづかせてやる」 「勝ったらね。そしたら土下座でも何でもしてやるよ」 ふん。今に見ていろ…。絶対好きになんかなるわけないんだから。 「結局乗せられちゃったね、花白」 「な…っ」 「一週間後楽しみにしてるよ」 「お前なんかに落ちるもんか!」 僕の抗議も虚しく、アイツは満足げに笑いながら背中を向けて歩き出した。 「ホントに嫌なヤツ」 全て見透かされてるみたい。こっちが必死になってるのに余裕ぶっちゃって。 その場に残された僕には言い知れない悔しさとアイツの唇の感覚が付き纏っていた。 かくして僕たちの勝負がここから始まった。 |
K家妹 妄想日時:’08.3.2 妄想場所:自室 今回は手法を変えて花白さん視点での語りにしてみました。 タイトルに苦しみました。 第一案「ヤツがくる!」はシャ○がくるからパクったんですが、安いBLパソゲのようで…。 第二案「救世主to救世主」アリtoキリギリスかよ!という突っ込みが、自分自身から発せられて却下に。 お昼寝から覚めた私に天が「恋愛バトル」と言うタイトルを授けてくれたんですが、「恋愛革命」と悩みました。 が、どこの少女漫画だよ!と言うことで却下。 あとはKinKi Kidsの「Black Joke」も最終候補に入ってました。 バトル(というか賭け)は始まったばかり。さて続編を書くか。 |