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花帰葬 未来救世主×花白 |
| 08.6.23 |
| 恋愛バトル〜決着〜 |
全く…眠れなかった…。 朝の日射しがカーテンの隙間から部屋に入ってくる。今日も天気がいいらしい。 僕は一晩中ベッドの上でただ1人もがいているだけで…。体が熱いのも考えが纏まらないのもこの一週間ロクに寝てなかったから…。 「どうなっちゃうんだろう…僕」 ため息一つついて名残惜しいけどベッドから出ることにした。 何をしていても頭の中にアイツとの出来事が浮かんでくる。 そして気付いたこともある。 昨日、ヤケになって彼草をデートに誘おうとした時、アイツが止めてくれて安心したこと… 一昨日アイツと一緒にいたヤツとは何もなくて安心したって事… まだ僕の事諦めてなくてほっとした事… ここから導き出される結論は……… 「…!そんな事あるわけないだろ!?」 「………」 思わず叫び声を上げてしまい、周りの人間から変な目で見られてしまった。 全部アイツのせいだ!アイツの………。 「探したぜ、は・な・し・ろ」 突然背後から抱き締められた。 「さぁ、決着つけようぜ」 「………」 2人になれる場所に移動し、本題に入る。 もうわかんないよ、自分の気持ちが。 訳わかんないコイツが言い出した勝負とやらが終わるのは嬉しいけど…勝負が終わるって事はもう………。 「………」 突然口を塞がれる。何でこんなことされるのかもわからない。…好きじゃないクセに! 何でコイツはこんなに自分勝手で嫌なヤツなんだよ! 「何を…!」 「泣きそうだったぜ?お前」 「……!?」 泣きそう?僕が? でも…やっぱり僕は…… 「決着…なんだけど、僕…」 今のキスもやっぱりイヤじゃなかった。 勝負じゃなく…コイツが一緒にいてくれたら… 「僕の…」 もういいや、僕の負けで。認めたくないけど…後悔もしたくない 「負け」 「え?」 「オレの負け」 「はぁ!?」 何…言ってんの?コイツ…。負けたのは僕の方で…なのに何故? 「何言ってんだよ!負けたのは…!」 負けたのは僕と言おうとしたのに最後まで言う前に人差し指で口を塞がれる。 「負けたのはオレ。負けるのは悔しい…でもお前にこんなカタチで負けるのは悪くない」 「ズルいよ…」 「ホントは最初から負けてたのかもしれない。知らない間にホンキになってたんだよね」 どうしよう…何か込み上げてくるよ… 「知ってる?お前を避けてたのはホンキでどうしていいのかわかんなかったから。 でもずっとお前を見てたよ。だから他のヤツに盗られたくなくて昨日はジャマした」 「見てた…!?ずっと?」 恥ずかしい。ずっと見られてたんだ…。僕がヤキモキしてるトコ…。 やっぱコイツはイヤなヤツ。 「だから…」 急にマジメな顔で僕の前に跪く。 「ちょ…!何を…」 「お前が勝ったら跪かせてやるって言ってたじゃん」 そんな事…僕はもう忘れてたし。しなくていいのに…。 「傍にいるから…お前もずっと傍にいてくれ。花白」 そんな事言いながら僕の手の甲にキスをする。 恥ずかしいヤツ。 何こんなコトしてんだよっ! でも… 「仕方ないからずっと傍にいてやるよ」 悪い気はしない。 そんな気持ちが悔しいから、僕はいつもみたいにぶっきらぼうに言ってやった。 そんな僕を見てクスッと笑って「サンキュー」と言ってまた僕にキスをする。 今度は僕の唇に。 ホントは引き分けだった僕たちのバトルはこうして幕を下ろす。 これからはまた新しいバトルが始まるんだろうな。 「ちょっ…!何ドサクサに紛れて尻触ってんだよ!」 「いーじゃんオレ達恋人なんだから」 「だからって…!」 「じゃあこうしようぜ?一週間以内にお前が…」 「もう勝負なんかしないっ!」 |
K家妹 妄想日時:’08.5.29 妄想場所:自室 第三ラウンドで既に決着付きかけていただけにちょっと引き伸ばすのに苦労しました(笑) でも「次回に続く」的ノリで書いていたので第二〜ラストまで早く仕上がりました! そして「ひざまずく救世主」をやっと書けて幸せでした!自己満、自己満♪ |