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花帰葬 玄冬×銀朱 |
| 08.10.26 |
| 或るG氏の痕跡 |
「っ!!!!!!………はぁっ、はぁ、はぁっ…」 銀朱は絶頂を迎え、熱いものを放ち、切なげな息を漏らした。 そして「はぁはぁ」と荒く呼吸をする。息を正そうとしても、簡単に落ち着いてはくれない。 そんな銀朱の余裕のない無防備な姿が愛おしくて、汗ばむ髪に触れようとして彼は小さな痛みに気がついた。 「………っつ」 「…どうした、玄冬?」 玄冬の小さく漏れた声と歪んだ表情に、銀朱はまだ苦しい息を押して問い掛けた。 「あぁ、大した事ではない」 「大した事がない…だと?馬鹿者!怪我をしている癖に強がりな事を言うな……っ!」 「あっ……」 怪我をしていると思ったのは、玄冬が肩の辺りを押さえていたからだ。 怪我の状況を見ようとして銀朱はその手を取り払った。 「………こ…これ……は……」 玄冬の肩についていたのは無数の傷痕。一つ一つは小さいし、深い傷でもない。 が、流石に痛々しい。よく見れば新しい傷以外にも傷痕は無数についていた。 「こんな傷を一体貴様はどこでつけてきた!?」 思わず問い掛けた銀朱だが思いがけない答えが返ってきた。 「あぁ、これか?たった今だ」 「………ハァ?」 「正確にはつい先程…と言った方がいいのか?」 「馬鹿なっ……」 「まだ分からないのか?これはついさっきあんたが付けた傷だ………この爪でな」 そう言いながら玄冬は銀朱の手を取り、銀朱自身に見せた。 銀朱は暫くの間固まっていたが、漸く理解した。 「あ…こ…これは…」 「今夜は少し激しくし過ぎた。お陰でいつも以上に傷は深い」 言って玄冬はその傷痕を優しく撫でる。 それで銀朱は全てを思い出した。 激しい動きに飛ばされない様何か支えが欲しくなり、しがみついた先は玄冬の広い背中。そして腕…肩。 最後のその時を向かえる瞬間、銀朱は精一杯その肩に爪を立てた。 それが今のこの傷痕。 すると同じ様な古い傷痕は…と考えようとする銀朱より僅かに早く玄冬が言う。 「俺はもう、あの「玄冬」ではない。普通の人間と同じ様に風邪も引くし、剣で刺されれば死ぬ。…だが、生憎俺は丈夫でな。玄冬だった時の力がまだ残っているのか知らんが…切り傷程度は半日程度で完治してしまうんだ」 「…な…何が言いたい…」 「………この古い痕が何か分かるか?」 玄冬は左腕の痕を見せた。大方の予想はついていたが、敢えて銀朱は答えない。 「………知らんっ!」 「………そうか。これは一週間前、今夜と同じ様にしてあんたがつけた傷痕だ」 「だ…だから何を…」 「フッ。あんたにもまだ少しだけ先の救世主の力が残っていたと言うことか」 少し楽しそうに玄冬は笑う。 「ついでにこの背中の傷は…」 「もういい!もう止めろ〜っ!!!」 こんな恥ずかしい思いをさせられるなら救世主の力などない方がいいと、心底思った銀朱であった。 |
K家妹 妄想日時:’08.10.12 妄想場所:自室 豆電球程度の隊長の救世主の力が玄冬に「ダメージ」を与える話を書きたくて… 玄冬システムは終わっているのに無理矢理G氏設定で書かせてもらいました!! 書いてったら思いのほか長いし、玄冬はエロくなってくし(笑) ヴォジョレーヌーヴォー解禁より少し早めのG氏解禁は微エロですv G氏も熟成されて旨味が増して…思わず表に載せられない話になるところでした(笑) |