花帰葬
未来救世主×花白         
08.6.1   
 恋愛バトル〜第二ラウンド〜

「別に気にしている訳じゃないんだからな」
そう独り言をブツブツ言いながら僕は当てもなくただ歩き回っていた。

僕を落とすとか何とか言っているあのお調子者がここ数日全く姿を現さない。
「何なんだよ…一体」
はっきり言ってアイツが何を考えているかなんてわからない。
気分屋だから飽きたのかもしれない。
でも…こんな中途半端に勝負をやめられても困る。
僕に…キスまでしといてさ。
「って、何を思い出してるんだよ!消えろ!あれは悪夢だ!」
腕で唇を拭うように擦る。僕の唇だけヒリヒリと熱い。

「あ」
僕は見つけてしまった。アイツを…。
アイツは僕の前に姿を現さないと思ったら他のヤツと一緒にいてヘラヘラ笑ってた。
「………」
「…っ」
金縛りに遭ったみたいに身動きが取れなくなった僕とアイツの目線がぶつかった。
何か言ってやろうか、それとも立ち去ろうか…動けよ、僕!
「………」
アイツはニヤリと笑って隣にいるヤツの肩を抱いてどこかへ歩いていく。

「…っつ!」
何なんだよ、アレは!
僕はアイツとは反対の方向へ走り出した。
別に何とも思ってない。…なのに胸の奥だけがチクチク痛んだ。




K家妹
妄想日時:’08.5.28
妄想場所:自室

正直全5話にしようと思っている割に、 一話と五話しか思いつかない状態で書き始めたので苦労しました(笑)
第二ラウンドは第三ラウンドにも繋がるように書かないとネタが思いつかず苦労すると思い、 かなり苦戦しました。


恋愛バトル〜第一ラウンド〜 恋愛バトル〜第三ラウンド〜